ツイッターで脅されても店員が怒鳴られても仕方ないですまさない社会へ

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SNSの誹謗中傷や店員への罵詈雑言をメンタルの強弱で語ってはダメ

国内外問わずSNSを利用した誹謗中傷による悲劇が後を絶ちません。この問題の本質はどこにあるのでしょうか。

こういった問題を語る上で必ず出るのは「SNSが原因ならやめればいいのでは?」「知らない人の話なんて気にすることないでしょ」「メンタル弱い人はやらない方がいいよ」「よくあることだから気にすることないよ」という被害者側のメンタルや思考の中に解決を見つけようとする論調。たしかに正論だし、ぶっちゃけ私も「SNSやめれば解決じゃん」という考えなんですが、こういう考えの人がいる限り、絶対に改善されないんですよね。

「頭おかしいヤツはたくさんいるからいちいち気にしてたら身体がもたんよ」という思考は一見正しいような気もしますが、それはある意味加害者側を肯定していると言えなくもない。

自分が大丈夫だからとか、一定数そういう変なヤツはいるから仕方ないよねという思考によって、誹謗中傷や罵詈雑言の存在を直接的ではないにせよ容認しているとしたら・・・

思うにSNSでの誹謗中傷はネット上の無差別テロであり、何者でもない無敵の人による無差別殺人です。近年増加している無敵の人による無差別殺人がネット上で起こってしまった。つまり、SNSが悪いわけでもインターネットが悪いわけでもありません。

ちなみに「無敵の人」とは、失うものが何もない自暴自棄な人のことで「信用・地位・名誉・仕事・財産」がなくて(ないと思い込んで)、犯罪を起こして他人を巻き込むことに躊躇しないのが大きな特徴です。似たような属性では、店員に罵詈雑言を躊躇なく浴びせる人や煽り運転する人、街中でやたら喧嘩を売ってる人たちが挙げられます。実に厄介な存在です。

いずれにしても一般的な常識が通じる相手ではありませんので、関わらないか相手にしないのが一番なのですが、なんせ無差別ですから、被害に遭う可能性は誰にだってあります。

メンタルが弱い人=やさしい人

他人を責めない、他人のせいにしない。

そんな真面目でやさしい人ほど、自責の念が強くSNSの誹謗中傷や職場で罵詈雑言を受けた時に落ち込んでしまう。いろいろ重なって弱ってる時なら傷はさらに深まります。最悪なのは潜在意識に押し込んでいたトラウマや負の感情があふれ出して顕在意識が侵食されるケース。こうなったらとても冷静な判断はできないでしょう。

普段なら「あまりに酷ければSNSやめればいいや」「知らない人だし、気にする必要ないな」と思える人もタイミングによっては「あなたが言う通り私はキモいです。いらない人間です」ってなっちゃう。周りの人がどんなに気にかけても心配かけないように演じてる場合が多いので、注意深く見てても分からないことが多いようです。

「仕方ない、よくある話、災難だったね、運が悪かったね」で終わらせちゃダメ

私のような自他共に「メンタルが強い」と称される不感症で高度な鈍感力を備えた人たちが「仕方ない・しょうがない」で済ませてきたから「誹謗中傷や罵詈雑言がこの世からなくならないのでは!?」最近ガチでそう思うようになってきました・・・

実は先日、パートで接客業をやっている妻から、客に罵詈雑言を浴びせられたと相談された際「まあ、あるあるだよね」と何気なく言ってしまいました。実際接客業の最前線で社員として働いてた私からすれば「よくあること」だったわけです。

しかし妻に「店員だからって罵詈雑言を浴びせられても仕方ないという考え方がそもそもおかしくない?」「店員は犯罪行為を受けてもしょうがないって思ってるの?」と言われて、この問題の本質に気づきました。

法的な措置を躊躇なくとるべき

「お客様は神様です」「有名人だから」「これも仕事のうち」こういう訳の分からない思想によって見過ごされてきた犯罪。

お店なら防犯カメラとは別にトラブル用にカメラを設置するとか、SNSなら監視や法整備を強化するとか、社会全体でまだまだやれることはたくさんあります。

そもそもこういう輩は自分のくだらない人生の憂さ晴らしに他人を攻撃しているだけなので、抑止力が機能していれば防げるケースもたくさんあるのではないかと思います。

一方で、人生を捨てた「無敵の人」に対しては抑止力は無力なので悩ましいところですが、まずは「これは絶対におかしい」と思った場合、躊躇なく法的な措置をとる心づもりは持っておいた方がいいでしょう。

誹謗・中傷・個人情報の流布(警視庁)

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